バーボン、ストレート、ノーチェイサー

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カテゴリ: ライウィスキー

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記号のような表記の名前は「ライワン」と発音します。2008年10月にビームグローバルから発売されたという情報を目にしました。熟成年数の異なるいくつかの原酒のブレンドで、最低でも4年半の熟成とされ、原酒構成はおそらく4.5〜6年程度ではないかと思われます。新世代のバーテンダーやミクソロジスト向けの製品企図があるようですが、ストレートで飲んでも美味しかったです。ジムビームらしいバーボン寄りのライウィスキーで、フルーティーなバーボンみたいな感じです。軽やかな口当たりに、ややスパイシーなトーンを維持しつつ甘味もあり、強いて言うと赤リンゴのフルーツ感を感じました。ジムビームライと較べると度数が高いので当たり前ですが味わいと余韻は強いです。ノブクリークライと較べるとスモーキーさやダスティなフィーリングに欠けていると言えます。
現在では終売になっているものの、プリプロヒビション・スタイルと銘打たれリニューアル(2015)したジムビーム・ライのアメリカ仕様?は90プルーフのようなので、そちらで代用する感じでしょうか。ましてやノブクリーク・ライもあっては終売も仕方なしかと。ちなみに上記のプリプロヒビション・スタイルは日本にも90プルーフの物が並行輸入で入って来てます。日本正規品とはボトル形状とラベルが少し違うやつを酒屋で見かけました。私は試していませんが、500円程度の違いでアルコール度数が5度も上がるのはお買い得な気がします。
Rating:84/100

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KNOB CREEK RYE 100 Proof
ジムビームのスモールバッチコレクションの一つノブクリークのライウィスキーです。2012年から発売されました。熟成年数の表記はなく「patiently aged(辛抱強く熟成された)」と書かれ、ネットで調べてみると、おそらく4~5年ではないかと言ってる人もいれば、5~9年のブレンドと言ってる人もいました。私の飲んでみた感想としては4~5年よりはもう少し熟成感があるようにも感じましたが、こればかりはビームから公表されていないので正確なところは判りません。
マッシュビルに関しても公にはされてないと思うのですが、上の「5~9年」と同じ情報源によるとライ麦55%・トウモロコシ35%・大麦麦芽10%だとビームアンバサダーが語っていたそうです。本当かどうか判りませんが、なんとなくジムビームのライウィスキーは51~59%のライ麦率かなという予測はありますので、現実的な数値ではありますね。皆さんはどう思うでしょうか?   では、テイスティングに行きます。

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アロマは土埃っぽいややアーシーな香り。アップルパイのシナモンがけ。カスタードプリン。口当たりは比較的軽やか。ごくりと飲み込むとナツメグとホワイトペッパーが一気に喉から口蓋に広がって、さーっと引き上がった後にはミントの気配が感じられます。余韻はショート~ミディアム。焦げたオーク香がスモーキーさを忍ばせて終了。個人的にはノブクリークバーボンより好きです。
Rating:86/100

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JIM BEAM RYE Yellow Label 80 Proof
2007年ボトリング。ジムビームライのイエローラベル時代の物になります。弱いキャメル風味、パンケーキ、フレッシュフルーツ。ホワイトラベルよりはフルーティーではあるものの、どうもライウィスキー感が弱い印象を受けました。取り立ててミンティでもなく、むしろトースティなノートの方が強く感じる。点数にすると同時期のホワイトラベルと変わりません。
Rating:78/100

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リニューアルされたジムビーム・ライのレビューはこちら

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JIM BEAM RYE PRE-PROHIBITION STYLE 80 Proof
ジムビームライと言えば黄色!と言うイメージだったのですが、2015年に長年親しまれたイエローラベルからパッケージがリニューアルされました。アメリカンウィスキー業界全般に「ライは緑」みたいな流れがあるので、それに従っただけかも知れませんし、同社のノブクリークライも緑ラベルですから統一したのかも知れません。そのリニューアルに際し、ラベルには「PRE-PROHIBITION STYLE」と書かれるようになりました。このプリプロヒビションスタイルというのは、禁酒法以前のスタイルに立ち戻った、という意味でしょう。まあ、マーケティング手法の一つですが。
で、飲んでみると、凄くフルーティーでさっぱりとした飲み口が美味しいです。青リンゴの香りとか。昔のイエローラベルより美味しくなった気がします。よりライウィスキーらしくなった印象です。まさかマッシュビルに変更があったのでしょうか? それとも単なる生産年違いの風味違いに過ぎないのでしょうか? ビームの広報によると、ビーム家に伝わるレシピの中でも最も古い物を使っているとかなんとか言ってるのですが、それがどのレシピを指しているのか判然としません。熟成年数は最低4年であろうと思われますが、もしかするとイエローラベルより熟成年数の長い原酒が混ぜられているのでは?と想像します。それならばマッシュビルの変更はなくてもアップグレードに相応しいですからね。ともかくも美味しく感じるし、ボトルデザインもいい感じだし、今回のリニューアルは大歓迎です。
アメリカではボトルの形状が違う45度の物が一般的みたいで、そちらのほうがより飲み応えがあるのは間違いないですが、これはこれで軽ろやかな飲み物として成立してます。なにより1500円でこの旨さは常備酒にぴったり。
Rating:82/100

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