
現在のバーボン・ブームは「プレミアム」なバーボンがその人気を助長しているように見えます。多くのブランドは長年の主力製品をプレミアム化しました。特殊な環境下で熟成させたり後熟を施したり、高価なボトルに入れたり新規のラベルを貼り付けたり、壮大なストーリーを宣伝して、数量限定や割り当て配給にすることにより、時には100ドル超の高価格帯の製品を追加しています。また、ここ10年の間に登場した多くの新しいバーボン・ブランドも、目新しいボトルや凝ったラベルを用いてプレミアム感を演出し、消費者へのアピールをしています。それらを首尾よく手に入れ、SNSで自慢気に披露するのはよく見る光景です。ワイルドターキーの製品にもプレミアムなマスターズ・キープというシリーズがあります。レアな物を手に入れたり飲むことは、我々の気分を高揚させ、魅惑的で貴重な経験をさせてくれるでしょう。しかし、バーボン愛好家はそのようなプレミアム製品だけでなく、絶対的なお気に入りの安くて旨いバーボンも同時に愛するものです。
そう、ワイルドターキー101のことを言っています。熱烈なターキー信者は、もしも貴方の残りの人生でバーボンを一種類だけしか飲めないとしたら何を選びますか?と訊ねられたら、必ずやワイルドターキー101と高らかに宣言するに違いありません。それは彼らがワイルドターキー101を否定できない価値のある素晴らしい製品であると知っており、他のアメリカン・ウィスキー製造業者には到達できない何かがあると信じているからです。60年以上前、19歳のジミー・ラッセルはケンタッキー州ローレンスバーグの蒸留所で働き始め、後にマスター・ディスティラーに昇進し、今日でも共同マスター・ディスティラーである息子のエディ・ラッセルと共にそこにいます。変転の多い世の中にあって、これは何の誇大宣伝も必要としない紛うことなき伝説と伝統です。過去にワイルドターキーの特別なボトリングは幾つか発売されていますが、バーボン・ブッダと称される男の魂を最も体現するのはワイルドターキー101に他なりません。長らく卓越性の基準であったボトルド・イン・ボンド規格を大幅に上回る熟成期間と、その法定プルーフを僅かに越える1プルーフの追加を行うことで、見た目にも美しい並びの「101」という象徴的な数字をもつバーボンは、常に信頼できる品質を誇りながら何時でも手頃な価格であり続けました。頑固だけど気さく、厳しいけど優しい、まるでジミーのように。

(2015年の終わり頃から採用されたスケッチ・ターキー・ラベル)
日本人にとってワイルドターキーの定番中の定番と言えば今でも8年表記のある101。1992年以降、アメリカ国内の101からはエイジ・ステイトメントが削除されNASの6〜8年熟成となりましたが、輸出市場の日本では8年物が流通し続けているのです。その理由を或るインタヴューでエディは、日本の消費者は味の判る方が多いからというようなことを言っていました。本当かどうかは怪しいですが、日本向けの建前としてはそうなのでしょう。また或るバーのオウナーの方が宣伝のため来日していたエディに直接尋ねたところ、「日本人は熟成年数でボトルへの評価を変えるから」という趣旨の発言があったそうです。こちらが本音のような気がしますね。いずれにせよ、日本を特別扱いしてくれていることには感謝しかありません。
同時期のエクスポート8年とアメリカ国内流通NASを飲み比べた海外のターキー・マニアの方によると、味わいはどちらもモダン・ワイルドターキーのコア・フレイヴァーを共有し、明確な差はそれほど感じないとのこと。エイジ・ステイトメントの有り難みは確かにありますし、熟成年数の明確な違いはフレイヴァー・バランスを変えますが、寧ろ実際にはバッチングにどのようなバレルが選択されたかの方が重要なようです。ワイルドターキーでは毎年、全てのリックハウスから均等にバレルが選ばれる訳ではありません。各バッチに「収穫」されるバレルは、その時「旬」の限定された選りすぐりのリックハウスから、成熟度と味に基づいて引き出されることが知られています。或る時はタイロンのB、D、H、K倉庫から多く引き出され、別の年はG、M、O倉庫から、また或る年はキャンプ・ネルソンのAとF倉庫から多く引き出されるという具合に。ワイルドターキーは比較的バッチやロット間の味わいの変動が大きそうな印象がありますが、もしかするとここら辺がその理由の一端なのかも知れませんね。
エディ・ラッセルの息子でブランド・アンバサダーのブルースは某掲示板で、2018年のワイルドターキー101には通常の8年より10年原酒が多く含まれていると述べ、ターキー愛好家をざわつかせました。或る著名な愛好家は機会を待ってさっそく「仕事」に取り掛かりました。彼によると、2018年前期の物は2017年の物と比較してプロファイルに大きな違いは見つからなかったらしいですが、2018年後期の物(レーザーコードがLL / GG〜LL / GJの物)はとても優れていたそうです。そして2019年ボトルも概ね良さげな評価に見えます。逆に2020年2月のハンドル付リッター・ボトルは「オフ」バッチだったという報告もネット上で話題になりましたが、これは極めて稀な例でしょう。まあ、これらはNAS101の話。今回レヴューに取り上げるのは日本向け8年101の推定2019年ボトルです。
私はここ最近、ワイルドターキーの限定版やレアブリード等は飲んでいましたが、スタンダードな8年101を飲むのは約2年ぶり。実を言うと、敢えて飲むのを避けていたのです。その理由は、以前投稿したレアブリード116.8のレヴュー時に言及した件が関係しています。
ワイルドターキー蒸留所は旧来のブールヴァード蒸留所から2011年に新しい蒸留施設へと転換しました。新しい施設の生産能力は年間1100万ガロンで、旧蒸留所の2倍以上です。新しいビア・スティルとダブラーは古い物と全く同じ大きさであり、全体的な生産容量の増加はより大きなクッカーとファーメンターから由来しています。新原酒を含むNAS101を飲み比べたアメリカの方によると、どうやら旧原酒よりもナッティな傾向が強いらしい。レアブリード116.8を飲んだ時、フレイヴァー・プロファイルがそれまでのレアブリードとはかなり違う印象を受けました。それはおそらく新しい蒸留施設の6年原酒を多く含むからなのでは?と推測し、ならば日本限定の8年101も単純計算で2019年のロットから劇的に味わいが変わるかも!と楽しみに待っていたのです。で、たまたま近所のスーパーに並んでいたワイルドターキー8年101が2019年ボトリングぽい、じゃあ買ってみるか、と。なので、さっそく注いでみましょう。

WILD TURKEY AGED 8 YEARS 101 Proof
推定2019年10月ボトリング。レーザーコードはLL/HJ。スパイシーヴァニラ、香ばしい焦げ樽、クレームブリュレ、ドライアプリコット、チョコチップクッキー。口当たりはオイリーではないがゆるくもない。味わいはかなりフルーティで、僅かなレーズンと微かなチェリー。液体を飲み込んだ直後のスパイシーなキックはなかなか。余韻はややドライなウッド・ノートと穀物が主で、ほんのりナッツが香る。
Rating:86.5/100
Thought:久しぶりに飲んだせいか、あれ?こんなに旨かったっけ!?というのが正直な感想です。熟成感も丁度いいし、バーボンの美味しい基本的なフレイヴァーが各々、実にバランス良く感じられます。ブラインドで試せばもう少し格上の物と間違えそう。唯一、余韻は深みに欠けるのがウィークポイントかな。日本では、ターキーの現行ボトルとオールドボトルを比較して、薄くなったとかコクがないとか、樽のえぐみが出てるとかアルコール感が強いとかよく聞く(見る)のですが、自分にはちょっと信じられません。凄く良く出来たバーボンという印象です。まあ、オールド派の言いたいことは分かりますし、確かに私もそのようなことを言ってしまう時があります。オールドボトルの方がダークチェリーや複雑なスパイス、アーシーなフィーリングの現れが感じ易く美味しい、とか。ですが、オールドボトルはそれらに加えてオールド臭と言うのか古びた風味が強過ぎることも多いです。それに較べると現行品はフレッシュ感が美味しいので、つまりは一長一短…。どっちも愛せばいいんじゃないの?と自戒の念を込めて言っておきましょう。
そして、上述の新原酒の件ですが…、うーん、どうでしょうね、2年前に飲んだ時より美味しくは感じたのですが、それはここ最近、私が自分の苦手な長期熟成の限定版ワイルドターキーを飲み続けていて、久しぶりにスタンダードな8年を味わったからなだけなのかも知れません。ただ、フレイヴァー・プロファイルはそれほど変わったとは感じませんでした。サイド・バイ・サイドで比べてる訳でもなく、記憶と比べてるので曖昧ですが。
このボトルはおそらく2019年10月のロットと思われます。となると、このボトルにはギリギリ新原酒が混和されていない可能性もあり得るでしょう。逆にこのボトルは新原酒で構成されているが、新原酒と旧原酒はそこまでの著しい大差がない可能性もあります。ここはもう一度、2020年か2021年のボトルを飲んでみるしかなさそうです。既にそれらを飲んだことのある皆さんはワイルドターキー新施設の蒸留原酒をどう思いましたか? コメントより感想をどしどしお知らせ下さい。そう言えば、2020年11月には、アメリカの或る州では早くも新ボトル・デザイン(エンボスト・ターキー)が流通し始めました。そのうち日本流通の物も切り替わって行くのでしょう。見た目が変わると味も変わったように感じ易いので、またその時に試すのもいいかも知れませんね。
Value:相場は大体2500〜3500円くらいでしょうか。間違いなく購入する価値はあると思います。と言うか、これを愛さず何を愛せと言うのか…(笑)。
追記:こちらを投稿後、知人よりLL/GDのレーザーコードを持ったフラスク・ボトルの物を頂きましたので、追記の形で少し感想を書いておきます。
推定2018年4月ボトリング。ややオレンジがかったアンバー。キャラメリゼ、香ばしい焦げ樽、炭、コーン、ペッパー、僅かにフローラル、栗、オレンジが少々。口当たりはややオイリー。パレートは甘みもあるが刺激的なスパイシーさも。余韻はミディアムショートでドライかつ最後に苦み。
Rating:84.5/100
ここで取り上げている推定2019年のボトルと比べると、ダークなフルーツ感が欠け、香ばしさに偏っている印象でした。サイド・バイ・サイドで較べてはいないのですが、明らかにフレイヴァーのバランスが異なります。私としては完全にLL/HJボトルの方がクオリティが高いと思いました。これ、アロマは心地良いのですが、味わいと余韻が平坦過ぎです。オールドボトルのワイルドターキーと比較して現行ボトルを異常に低く評価する人はこれと同等の物を飲んでいるのではないか?という疑念が湧きますね。
コメント
コメント一覧 (54)
私も最近101(NASの方ですが)を飲みましたがとても美味しいですよね!!甘みが強くフルーティーで最初は結構びっくりしました(この値段でこんなに美味くていいの?的な感じで)。13年と比べて渋味を感じないのも素直に美味しく感じ易くあっという間にボトルが空になっちゃいました。こういうスタンダード物からも目が離せませんよね。
くがさん、お久しぶりです!コメントありがとうございます。
ですよね!?13年との比較も全く同意しかないです。NASにしろ8年にしろスタンダードな101は侮れません!
遂に現代ターキー登場ですね
8年は個体差絶対にあると私も思っていました、たまにやたらとおいしく感じるボトルがあるんです
でも私は繊細な感覚を持っていないので
最近体調悪いのかなー?ターキーうまくないなあー
みたいに片付けるんですがやはり個体差だと思います
確認の為最新のロットが入荷されるだろう大手スーパーで買ってきます
飲み会、居酒屋でバーボンを知りワンランク上の値段のターキーを飲んでバーボン道に突入する人は多いと思います
ネットもろくに普及していない時代で知識が無い頃の私は手に入るバーボンの中ではターキーが1番好きでずっとターキーばかり飲んでいました
驚きの高得点ですが嬉しいですね
名前も最高ですよね
ワイルドターキー
これ以上に印象に残るネーミングは無いと思います
世田谷さん、いつもコメントありがとうございます!
やはりありますよね、個体差? ジャックダニエルのオールド№7とかは比較的安定してると思うんですけど、ワイルドターキーはもう少し変動する気がしてました。最新ロットのご感想たのしみにしてますね。
ワイルドターキーには思い入れがあるのは私も同じです。バーボンのある種のイメージを体現してくれてると言いますか…。バーボンの荒々しい男っぽさみたいのが好きなんで、本音を言うと高級なバーボンとかって醸す雰囲気がスコッチやブランデーに近づいちゃって好きじゃないんですよ(笑)。自分的には、名前通りワイルドなイメージって大事なんです。まあ、その点で同じくワイルドなファイティングコック103に浮気したことはありますが…(笑)。
Rさん、コメントありがとうございます!
ああ〜、すいません、Instagramはやってるんですが、Twitterはやってないんですよ…。もともと何かバーボンのことを発信したいと思った時、各SNSを検討してTwitterやFacebookよりInstagramが自分には合いそうだなと思いまして。Twitterはもしやるとしても、日々つぶやくこともないので閲覧専用になっちゃうかも知れませんねえ。
現行ターキーは最新のロットはまだ飲んだことはないですが、悪くないという印象でした。
オールドターキーのファンはおそらく記事中に言及されているようなダークチェリー感を求める傾向にあるのではないかと思われます。あのフレーバーはターキーの香味に「艶」を与えているように感じます。あの艶はオールドターキーにしかない魅力です。
そのせいか、ターキーは旧いもの(8年でいえばメンチ切り)しか認めない人が一定数いるのも致し方ないことなのかもしれません。
私個人としては現行ターキーはロックや水割り、ハイボールなど気軽に飲むこともできるなんでも来いな懐の深いものに仕上がっていて、気分によって色々と使い分けのできる楽しい酒であると思っています。
そして、もう一つのアメリカンウイスキーの定番中の定番であるジャックダニエルNo.7もそのような立ち位置にあると考えています。現行でも輝きは失われていない、そう思いますね。
もし機会があれば、ジャックダニエル45度、43度、40度(新旧)の飲み比べ記事なども読んでみたいと思います。
長文失礼致しました。
ぬーさん、お久しぶりです!貴重なご意見ありがとうございます!
オールドターキーの魅力は確かにありますね。あのフレイヴァーをバーボン史上稀に見る特異な味わいだと評価する人もいるほど。そのため、オークションなどで高騰してしまい、迂闊に手が出せないのは痛いところです…。
JDに関しては、同時比較でなければそのうち投稿したいと考えていました。うちに45度のはあるので。確かに一変に比較したほうが企画として面白そうですね…。
また、長文は大歓迎ですので、いつでもお気軽にコメント頂けれると嬉しいです!
ターキー8を買ってきましたよ
最近はオールドバーズタウン、PKXOばかり飲んでたのでクリアに味が分かると思います
ナッティかつ樽感強い
こんなに樽感強かったっけ?きつすぎる印象
確認作業を重ねます
うまいなー
分かった事があります
繊細なフレイバーのバーボンは酔うと味が分からなくなります
だがターキーはうまい
細かいことは分かりませんがターキーがうまい事はまたまた確認出来ました
旧ロットとの違いは...再確認を重ねる必要がありますのでまた報告します
世田谷さん、コメント欄を盛り上げて頂けて感謝してます!
なるほどなるほど、なんとなく如何にも新原酒ぽそうな味わいですね。オールドバーズタウンやPKXOなどは香りや余韻が強いですけど、ターキーにはまた違う旨さがありますよね。
いつもありがとうございます!
8年の確認を重ねるにあたりケンタッキースピリットも飲んで比較しました
ケンタッキースピリットは8年〜9年のバレルセレクトとの事ですが正直なところ何も知らない人が飲んだら8年の方が高級なバーボンだと思うかもしれませんね
8年は濃く強い印象がありますがケンタッキースピリットにはそれを上回る長所がぱっと見さほど感じられないと言う印象があります
バーボンらしいバーボンを好む層には8年の方がウケるでしょうね、安いし
過去の記憶と照らし合わせて現行ターキー8年を飲んでいますがオールドボトルを飲んでいた時代と変わらずうまいと思います
そもそも今は貴重品扱いされていますがメンチターキーだろうがクリスマスターキーだろうが当時はただのターキーで皆んな雑に楽しくおいしく飲んでいました
アーリーは薄くてローゼスは気取っててターキーは男のバーボンだと言う感覚で
今もターキー8年はおいしいバーボンですね
現行8年101の大絶賛、嬉しく思います。
実は私もケンタッキースピリットをこのレヴューのボトルと同時並行で比較のため飲んでいました(ケンスピのレヴューはワイルドターキーの次の投稿を予定してます)。シングルバレル故の個体差はあるのは承知ですが、概ね同意したいご意見です。どうも世田谷さんとは味覚と言うのか感覚が似てる気がしてます(笑)。
新しいボトルを買ってきました
強いアルコールの刺激とスパイシーさが目立ちナッティさが無い、前回買ったボトルとはまるで違いますね
これ、旧原酒かな...
ターキーをイマイチに感じる時は大体この味なんですよね
明日前回おいしかったボトルを買った店でまた買ってきて比較してハッキリさせてみようと思います
昔から感じる個体差問題にケリを付けてみます!
世田谷さんのおかげでこの投稿もどんどん読み応えのあるものになってきました。
イマイチに感じるときの味、その表現でわかりますよ、更にいうと、円熟味のあるフルーツ感もなく、あったとしてもフレッシュなフルーツ感て感じですよね。バッチングに使われてるバレルの差や年ごとのリックハウスの傾向によるんですかねぇ…。
今回買った物には明治屋のラベルが貼ってありましたね
やはり旧原酒ボトルな気がします
ある意味貴重な検証個体なのであまり飲まずに保管します
開封したばかりだと、もう少ししたら旨くなる可能性はありますしね。今後の比較のためにとっておいた方がいいかもです。本当にいつもありがとうございます!
同じ店で同じレーザーコードの物を買ってきました、コードはLL/IIです
イマイチだったボトルはLL/IDですね
私には意味が分からないですが実は両方とも新原酒だったりするかもしれませんね
私自身初めての同一銘柄ボトルの比較飲み
さあどうなるかな?と思いきや開封した瞬間分かりました
IIの方は甘い香りがハッキリと分かるのに対しIDはスパイシーな香りしかしません
驚きの違いでした
飲んでみると以前感じたのと同様な味の違いが分かります、、、が何ぶんプロでも無い私の味覚はいい加減なのでイマイチ自信が持てません
そこでロックにして飲んでみるとまた驚きました
IIは甘さを感じIDは希薄です、明確に違います
面白いですね、新、旧原酒の事は分かりませんがボトルによる個体差がはっきりあるのが実感できました
もう一つの検証としてグラスに少し残したターキーを自然蒸発させてみます
残った残留物が良い香りがするんですが
明日比較してみたいと思います
詳しくもない素人が度々投稿しているのを懸念しています
何卒お許しください
とんでもございません、世田谷さんのコメントはとても面白いものですし、私がコメント欄のやり取りでしたかったバーボンファン同士の語らいの理想だし、そして何よりこの記事でそうなったらいいなと意図していたロット比較を実際にして頂けたことには感謝しかありません。また、おそらくこのブログ記事を読んで興味をもってくれた方はコメント欄も見てくれると思いますから、こうしてターキーについての補足は私のみならず読者の方にも有益と信じます。
テイスティングについても、私もプロでないですし、バーテンダーでもなく、ウイスキー検定て言うんですか?それのなんとか級とかも持ってません。それでも好きで飲んで感じたことをネットに晒したっていいと思ってやってるだけです。優れた嗅覚のブレンダーでなくたって自分の好き嫌いを言う権利はありますからね。バーボンドリンカーの世田谷さんの意見は貴重な物です。
ロットの件ですが、LL/IIはおそらく2020年9月、LL/IDは2020年4月と思われます。どちらも新原酒の可能性が高そうですね。おっしゃるように新原酒かどうかはさておき、異るリックハウス、異るバレルから引き出されるとフレイヴァー・プロファイルも異るのは必然。ハズレを引いた、アタリを引いたというよりは、その異なりを楽しむのがターキーファンおよびバーボンファンと言うことですね。
また新しいボトルを開封しましたよ
店を変えてドンキで買ってみました
コードはまたLL IIです
おいしいですね、LLIIは当たりロットなのでしょうか??
LL IIの生産年月が良質なのかはたまた残念なのがあるのか確かめてみたいのでしばらくはLL IIを狙って買ってみようと思います
これは私の妄想と思ってほしいんですがイマイチターキーに遭遇する事が多い量販店が体感上あります
大量に仕入れてよくない保管方法をしてるのかなー?なんて前から気になっていました
その辺も踏まえてあちこちで入手してみたいと思います
ターキー道に終わりはありません(笑)
世田谷さん、毎度ありがとうございます!
凄い探究心!同ロットの比較はマニアック過ぎです(褒め言葉)。
どうなんでしょうね、当りロットなのか保管の問題なのか…。いずれにせよ、「ターキー道」の響きには惚れます。
最近はロットがLL/IJになってきました
安定している印象があります
が、当たりに遭遇しないんですよねー
間違いなくある当たりボトル
レアブリードやケンスピでは無く8年に存在する当たりボトルに最近出会えません
近代化が進んでそんなイレギュラーが混じる余地がなくなってしまったのか!
いえ、たまたまでしょうね
気長に飲んでるのでまた会えるかな??
まだまだ続く探求!凄いの一言です。
うーん、新原酒になって安定した説はあながちなくもないような…。
いや、こればっかりはわからない(笑)。もはや日本有数のターキー飲み、世田谷さんに任せるしかありません😂
コメント欄も読んでいくと、より一層味に深みが増しますね😋野球中継で言うなら副音声放送みたいな感じで😆楽しく勉強させていただきました❗️
nobさん、おはようございます。
そうなんですよ、こうした派生情報といいますか、皆さんからの貴重な意見は本当に参考になります。副音声放送とは上手い言い回しですねw
今回は毎年恒例のワイルドターキーで梅酒を仕込む時期になったので1リットルボトルを3本並べて比較テイスティングをしました。
意図的にロットをずらしてLL/IJ、JA、IKと飲みましたが3本とも味が違って面白いですねIKがあまり好みじゃないいわゆるハズレボトルだったので梅酒用に直行です(梅酒にするとハズレボトルでもしっかりターキーの味がするおいしい梅酒になります)
JAは安定したおいしさだったのですがIJは久しぶりに出会った当たりでした
これは梅酒用には勿体ないのでキープして普通に飲みます
甘く濃くやはり香りが違いますね
ボトルを開封して香りを嗅ぐとすぐにお!これはもしや?って分かります
毎回これに出会えると嬉しいんですけど難しいですねえ
世田谷さん、うわぁ、なんて贅沢な飲み比べ、めちゃくちゃ面白そうです。ここまでやってる方はそうそういないと思いますよ(笑)。
ワイルドターキーのバッチ違いは、ドライネスやスパイシーに片寄った物だと、個人的にはハズレです。自分的な当たりは甘みと赤い果実感強めの時に美味しく感じますね。
いつも素晴らしい情報ありがとうございます。読んでいて、味比べしてる姿を想像してニヤニヤしちゃいます。
手持ちの8年を飲み比べてみました↓
・8年(LL/JA CTS輸入)1000ml
香りはドライ・フルーティ。じんわり広がる。生木のエグみ、キノコ(椎茸)感、アフターもっさり。
ロック→香り、味わいは大人しくなると共に華やかに。アルコール刺激なくなり、甘さ・フルーティ要素だけ感じられるようになる。
・8年(LL/HG 明治屋輸入)700ml
香りはクリアなフルーティ、溶剤系。味わいは少しライトめ、ほのかな甘さ、舌を収斂させる樽感。余韻にやはりキノコが
ロック→香りは華やかさ(ちょっとコニャック?)と甘やかさ、柔らかい。余韻に樽の香ばしさが少し。
どちらも開栓して間もないボトルです。
自分は現行ボトルに関しては、ロックで飲むのが好みなので、ストレートと飲み比べてみました
ストレートは、何故かスコッチでも最近のシェリー樽で出ることの多いような、苦手なキノコ感が出てしまい、、(時間経過で抜けやすい要素ではあるのですが・・)
ロックは、加水でフルーティさが引き立ち、ネガティブに感じたキノコが消え、個人的には飲み方はやはりロックがイイかなーと感じました。
101NASも何本か買って試したのですが、そういった要素がなく、今のところNAS101の方が個人的には好きだなぁと感じました(ロットによるたまたまなのかもしれませんが)
開封後変化もあると思うので、
また投稿させてもらいます!( ・∇・)
スコッチマンさん、こちらにもコメントありがとうございます!
もう皆さん研究熱心で圧倒されてます(笑)。コメントを読んでいてキノコ感て自分だとなんだろうなあと考えると、土とかアーシーなフィーリングに感じてるアレかなあ…って。ともかく人それぞれ色々あって面白いです。
101NASのほうが好みかも知れないというのも面白いですねえ。そこだけ見ると、意外とスコッチよりバーボンと親和性が高そうな舌の持ち主では?と思えて来てます。
私がたまたま飲んだこちらはのっけから美味しかったのですが、開封後一週間くらいで劇的に美味しくなるものもよくありますから、経過が楽しみですね。美味しくなることを祈ってます。
最近思った事があります。
ターキー8年が以前より美味くなってきていると
美味いから1リットルボトルが1週間持たないんですよ
味の変化はわずかですが間違いなくあるはずです、少しだけより甘く少しだけより濃くアーシーさが減った印象があります
因みにキノコっぽいとの表現をコメントでみましたが目から鱗でした、確かにアーシー感=キノコ感ありますねw
根本部分の香りと味のような感じでしょうか
この品質の向上はラッセル氏を始め作り手の頑張りを感じて嬉しいです
このままオールドボトル時代の味に少しでも近づいて行ったらと思うと今後も楽しみですね
世田谷さん!お久しぶりです。
新蒸留のものはかなり美味しいようで何よりですね。リッターで一週間もたないとは(笑)。
他の方のコメントも参考になりますし面白いです。キノコは樽由来の風味なのですかね?
WT今後も期待しましょう!
あいも変わらずターキー8年とケンタッキースピリットを飲み続けています
もう確信なのですが8年の味は良い方向に均一化されたと思います
ケンスピはまだ確信するにはサンプル数が少ないのですが何やら中庸な方向に均一化された印象がありますね
確信が持てるまでもっと飲み続けます
去年仕込んだターキー梅酒が今年も美味しく仕上がりました
3年経過した物は類を見ない程素晴しくなりました
梅酒になってもワイルドターキーらしさ全開です
皆んなが飲みたがるので今年の仕込みは8年を10リットルは用意します
仕込み前の比較飲み比べが楽しみです
世田谷さん、お久し振りです。相変わらずターキーに邁進する姿に感動すら覚えます。続報ありがとうございます!
梅酒を10リットル!? もらった人嬉しすぎるではないですか(笑)。なんて贅沢な梅酒…、市販の某ウイスキーの樽を使ったアレとは比べ物にならないでしょうね…。
いよいよ101に続いて8年もニューボトルになりますね、ニューボトルのデザインが良くてニヤけてしまいます
長く続いた現行ボトルのラベルは初めて見た時からおいおいって感じだったのでとても嬉しいです
製造コストが高そうなので値上がりしないかちょっと心配ですが
お久し振りです、世田谷さん!
日本にもそろそろニューボトルですね~。あら、新デザインお好みでしたか、私は個人的にはあまり好きではないんですよね、なんか某スコッチみたいで(笑)
値上がりは現在の情勢から避けられないというか、致し方なしとするしか…。エヴァン12年とかもけっこう上がりましたしね…。
エヴァン12メッチャ値上がりして気軽に買える部類じゃ無くなりましたね
ターキー8年の値段設定はいつも本当にありがたいと思っています
20年前と比較しても400円程しか値上がりしてないのかな?
庶民がちょっと頑張れば買えるレベルのバーボンであり続けて欲しいですね
労働者階級の酒としてのバーボンのイメージを常に具現化していて欲しいというのはあります。正直、高級なターキーはあまり口に合わないし(笑)。とは言え、ターキー12年101の復活は久しぶりに聞いた嬉しいニュースでしたね。日本はワイルドターキーにとって本国アメリカに次ぐか3番目かに重要なマーケットだそうですよ(もう一つはオーストラリア)。
8年のニューボトルを飲んだ感想ですが今までとは少し違う味な印象です
甘みが強くなったがボディが若干弱い
これが正直なところなんですが数本飲んでからじゃないとまだ分かりませんね、でも悪くない傾向な気がします
コロナに感染した後遺症で嗅覚が大幅に衰えているので完全に治ってからじゃないと正しい評価が出来ないんですがおめでたいニューボトルなのでついコメントしてしまいました
世田谷さん、お疲れさまです!
相変わらず「仕事」が早い!なるほど、少し違う印象なのですか。私もそのうち飲むと思いますが、楽しみです。
あらま…後遺症ですか、無理なさらずお大事にしてくださいね!
バーボン経験数が少ないのと語彙力が無いので詳しくはないですが
まず、新ラベルは一つ前とは明確に違います。
私はブラインドでは新ラベルをターキーと判断する自信がありません。
新ラベルの率直な感想は、「あっさりで若返ってしまった」というのと、
「新12年と同じ蒸溜の系統で、最後がドライだなあ」という感じでした。
ラベルデザインのターキー絵と同様に重要な部分が消えた印象です。
旧8年の方がバニラ香と旨み、最後のチャーの苦みが多めで
新ラベルはかなり脂肪酸と旨みなどが失われてしまったと感じました。
旧101と比較してもわかりますがオイリーな感じは少ないです。
蒸溜時の度数を高めてコストダウンを図ったのかなというのと
熟成年数を短縮したな、という2点が原因と推測しています。
念のため旧8年や旧101を買っておいたのですが
私は買っておいてよかったと思います。
当然もっと古い正面向いたターキーが好きですが
前ラベルは日常酒・コスパ的にもまだ許容できるレベルでした。
今回の新ラベル8年は今後購入しないと思います。
根っからのバーボン野郎は旧ラベルの方が好きだと思います。
Toruさん、詳しくありがとうございます!
これはなかなかの酷評ですね(笑)。私はまだ8年の新しいのは飲んだことがないので、なんとも言えないんですが、新しい12年の方は飲みまして、うーん…とは思ってました。これが開封直後の感想なのか、しばらく経ってからの感想なのか気になりますね。
8年新旧ラベル、旧101どれも新たに開封して直後の感想でした。
再度飲んでみてもなんか味の広がりが無いですね。
また時間が経てばじわりと変わりそうな気もしないでもないですが…。
新ラベルは後の余韻も少ないのでスッとドライに消える感じがあり
それで新ラベルの方が好きな方は大勢いると思います。
あとはもしかしたら店の保管状況が良くなかったとか
個体差の可能性もあるのかもしれませんが、発売間もないので考えにくく…。
他の方のレビューも出てきたら参考にしたいですね。
またバーやイベントで見かけたら違うシチュエーション、違うボトルで飲んでみたいと思います。
確かに保管状況は考えにくいですね。どうもお話を伺ってると、深みがなくなってあっさりしたように思われますね。
また続報があればヨロシクです!
もちろん他の方は酷評するようなレベル(もう買わない!とか(笑))ではないと思いますが
私は、在庫がだいぶあるので新ラベルは今後買わなくてもいい事情があると
補足しておきます。
おっと、そうなのですか!やっと聞かれたポジティヴな意見(笑)。
酷評レベルでない可能性が出てきたのは、一筋の光明を得た思いですw
私はもう2本目なんですが1本目より更に甘いですね
軽くて甘いのは間違いないようです
レアブリードも味が変わるんですかねえ
それより新12年が問題です
感想がこれラッセルズリザーブ??
でした
前々から懸念してましたがやはりエディ色が強くなりましたね
エディはスコッチのようなテイストが好みな気がしてなりません
新8年は好きですが明確に味が違うので旧ボトルを買える内に買いだめしようかな?
私はまだ新8年を飲んでないので何とも言えないのですが、レアブリードが116.8に変わった時のような変化なのですかね…。
確かに新12年は微妙ですねぇ、絶賛されてるのも見かけたりするのですが、個人的にはあまり好きな傾向ではない風味でした。
8年旧ボトルは買えるだけ買っていいんじゃないですか?
最近コロナによる嗅覚障害の後遺症がやわらいできたので私なりのターキーニューボトル評をさせてください
甘いだけで私が愛したワイルドターキーは何処かに飛び去ってしまった
残念ながら偽らざる感想です
悲しんでる暇は無いので旧ボトルを溜め込んでます
今までと同ペースで飲むといくらあっても足りないので年3本消費で20年、60本は必要なので時間との闘いです
ターキーよ何故こうなった?このボトルにはずっと輝き続けたターキーの旨さが存在しない
オールドボトル以降薄くなったと言われ続けても確かにあり続けたワイルドターキーのおいしさがこれには無い
お前の代わりになるバーボンはないんだよ
また帰ってきておくれ
世田谷さん、お久し振りです。
うわ…、そんなに酷いんですか?私はまだ飲んだことがないので何ともコメントしようがないのですが…。
まだまた旧ボトルは市場にあるようなので、頑張ってください…。それにしても、うーん…。
新旧どちらも、12年も沢山飲んで納得しました
やはり旧ラベル8年が美味しいのでとりあえず10年は困らない数を買って今も増量中です
いきなり市場から消える感じじゃなかったので助かりましたよ
新ボトルは甘さの質が違いますね
私には砂糖を入れたかのような単調な甘さに感じます
これからも旧ターキーを飲みながらたまに新ボトルの味をチェックしていきたいと思います
数を確保したのでもう安心です
世田谷さん、お久し振りです!めちゃめちゃ買い込んでますね(笑)。
実は新ボトル、私も飲んでみたんですけど、皆さんが言うほど悪く感じなかったんですよね…。切り替え初期の物は前ラベルとそれほど違いないってこともあり得るのでしょうか?
ひょっとしたらそうかもしれませんね
初めて買った1本目は割と好印象だったんですよ
2本目であれ?ってなって3本目で明確に違うなーとなりました。
少しは必要なアーシー感とカラメル感が消えたと感じてます
樽感が弱く味が単調な印象ですね
何を変えたのかエディに聞いてみたいですよ
むむむ、そうなのですね。となるともっと新しいのも買わなくちゃいけなくなりますねぇ…。
確かに今、私が飲んでるものもやや平坦になった印象はありました。それが更に進んでしまったということなのか…。
この先、より良い方向に改善されることもなくはないでしょうから、定期的に飲むとおっしゃられてたのは流石と思います。リックハウスの問題と思いたいですね。
新タイプに切り替わる前に何本か近所の旧ターキー8年を買っておりましたが、
旧ターキー8年、武川蒸留酒販売にそこそこいらっしゃいました。
私はターキー以外にもたくさん買っちゃった勢でもう置くスペースがないですが
ほしい人に情報届けーってことで報告です
T.Tさん、コメントありがとうございます!
バーボン情報の共有はありがたいです!それはブログでやりたいことの一つだったので。
また、お気軽に絡んでいただけると幸いです。