
ピュア・アンティークは、ヴェリー・オールド・セント・ニックやレア・パーフェクション等と同じく、マーシィ・パラテラのアライド・ロマー/インターナショナル・ビィヴィレッジのブランドです。近年、プリザヴェーション蒸溜所が開設された後、18年と20年の長熟物が復活しましたが、こちらはオリジナルのもので、おそらく2000年代前半にリリースされたと思われます。その当時物は日本向けの製品です(または一部ヨーロッパにも流通したかも知れませんが、私には仔細は分かりません)。当時のヴァリエーションには、バーボンは10年113.4プルーフ、10年124プルーフ、15年99.4プルーフ、20年102.6プルーフ、25年90.2プルーフ、そしてライには8年93プルーフがありました。このブランドには壮大な物語などはなく、その起源はよく分かりません。多分、フランクフォート・ディスティラリーからシーグラムに至る有名な「アンティーク」バーボンとは全く関係がないとは思います。ラベルに僅かに書かれた文章とその名前から察するに、「ピュア」は「アンフィルタード(無濾過)」や「バレル・プルーフ(樽出し)」を表し、「アンティーク」は「長期熟成」を意味しているのでしょう。とは言え、バーボン25年やライ8年などはプルーフが低過ぎるのでバレル・プルーフではないような気もしますが…、どうなのか? また、ラベルにはスモールバッチともあります。このピュア・アンティークのボトリングされた本数は分かりませんが、それほど多くはない筈です。バーボンではあまり見掛けないボトル形状とラベル・デザインが相俟って独特の魅力がありますね。ここらへんにマーシィのバーボンをプレミアム化しようとしていた意図が感じられます。ボトリングはKBD(現在のウィレット蒸溜所)がしています。中身に関しては基本的には謎なのですが、マーシィが購入したスティッツェル=ウェラーのバレルから来ているか、KBDの倉庫のストックから来ている可能性が高いのではないでしょうか。

PURE ANTIQUE 20 Years Old 102.6 Proof
湿った木材やアンティークウッドが主なフレイヴァー。長熟なのにいきいきとしたアルコール感があって枯れた印象はなく、美味しかったです。
Rating:88.5/100
コメント
コメント一覧 (6)
フランクフォート説もありそうです。
先月、関西に帰省した際、守口に行きました。
巽氏がいらして、お話していた際に出てきた話で、「エンシェントエイジ」だと断言されていました。
もちろんブランド名ではなく当時の蒸留所名を言われたと思います。
どうなんでしょうね?
因みに今回プリザベーションからでた20年は私には高くて飲めません。
諦めました。ディッケルっぽいし…w
今晩は、お久しぶりです!
なんと!つまりバッファロートレースのことですか?全くの初耳です。情報ありがとうございます。
新しいピュアアンティークは高いですね〜、20万でしたっけ(笑)。私も諦めました…。
フランクフォートって地名のことではなく、もっと古い蒸留所のことですね。
勘違いしてました。
えっ?フランクフォート・ディスティラリーの話をしてました?
元の本文の
>フランクフォート・ディスティラリーからシーグラムに至る有名な「アンティーク」バーボンとは全く関係がないとは思います。
をちゃんと見ずに、私の「フランクフォート説」は地名を指してました… ^^;
わかりにくい文章を書いちゃいましたかね、こちらこそすみません。