
JIM BEAM RYE PRE-PROHIBITION STYLE 80 Proof
ジムビーム・ライと言えば黄色!と言うイメージだったのですが、2015年に長年親しまれたイエローラベルからパッケージがリニューアルされました。アメリカン・ウィスキー業界全般に「ライは緑」みたいな流れがあるので、それに従っただけかも知れませんし、同社のノブクリーク・ライも緑ラベルですから統一したのかも知れません。そのリニューアルに際し、ラベルには「PRE-PROHIBITION STYLE」と書かれるようになりました。このプリプロヒビションスタイルというのは、禁酒法以前のスタイルに立ち戻った、という意味でしょう。まあ、マーケティング手法の一つですが。
で、飲んでみると、凄くフルーティーでさっぱりとした飲み口が美味しいです。青リンゴの香りとか。昔のイエローラベルより美味しくなった気がします。よりライウィスキーらしくなった印象です。まさかマッシュビルに変更があったのでしょうか? それとも単なる生産年違いの風味違いに過ぎないのでしょうか? ビームの広報によると、ビーム家に伝わるレシピの中でも最も古い物を使っているとかなんとか言ってるのですが、それがどのレシピを指しているのか判然としません。熟成年数は最低4年であろうと思われますが、もしかするとイエローラベルより熟成年数の長い原酒が混ぜられているのでは?と想像します。それならばマッシュビルの変更はなくてもアップグレードに相応しいですからね。ともかくも美味しく感じるし、ボトルデザインもいい感じだし、今回のリニューアルは大歓迎です。
アメリカではボトルの形状が違う45度の物が一般的みたいで、そちらのほうがより飲み応えがあるのは間違いないですが、これはこれで軽ろやかな飲み物として成立してます。なにより1500円でこの旨さは常備酒にぴったり。
Rating:82/100
コメント
コメント一覧 (2)
このジムビームライは私が好きな安うまウイスキーのひとつです
安くてもライのスパイシーさと甘さが共演しててもっと評価されてほしい一本ですね
似たような価格帯なのにジム白より遥かに作り手のこだわりを感じます
大昔にライウイスキーが衰退した時もビームは頑なにライにこだわって作り続けたと言う逸話が残っていますがこれを飲むと本当だったんじゃないかなあと思ってしまいますね
世田谷さん、いつもコメありがとうございます!
私もこのビーム・ライは高評価ですね。ライらしさという点ではオーヴァーホルトに軍配が上がりますが、寧ろこちらの方がフルーティで自分の好みとしては上でした。ジムビームホワイト買うなら断然こちらです…。