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カテゴリ:テネシーウィスキー > ジャックダニエル蒸溜所

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テネシー州の長閑で小さな町リンチバーグにあるジャック・ダニエル蒸溜所は、世界で最も売れているウィスキーの一つを生産しています。長きに渡り、その言わずと知れたジャックダニエルズ・オールド№7と一部の製品を生産するだけで満足していた同蒸溜所は、近年ではライ・ウィスキーやアメリカン・シングルモルトなど従来とは異なるマッシュの製品も開発したり、シナトラ・セレクトのような高価な限定品やテネシー・テイスターズのような蒸溜所限定の製品を発売して、新しいファンの獲得を狙っています。世界的なウィスキー人気の高まりが背景にあるとは言え、アメリカのバーボン・ブームの一翼を担う気概が感じられます。こうした様々な新表現のなかには従来品のヴァリエーション拡張も含まれ、シングルバレルのバレル・プルーフ版の発売などはその一例でしょう。アメリカのウィスキー愛好家は、日本人よりお酒に強いせいかバレル・プルーフのウィスキーを熱望します。そのため、各社の各ブランドには特別なバレル・プルーフ版が大抵の場合は提供されており、世界中のJDファンもそれを求めていました。トップ画像のジャックダニエルズ・シングルバレル・バレルストレングスは、マスターディスティラーによって厳選され、129プルーフ(または125プルーフ)で提供される、世界の一部のマーケット向けの製品です。2015年秋にアメリカで初めて発売されたジャックダニエルズ・シングルバレル・バレルプルーフの輸出市場版という認識でいいかと思います(JDSiBBPは、凡そ125〜140プルーフでのボトリング)。
ジャックダニエルズのシングルバレル・ブランドは94プルーフのウィスキーとして1997年に導入されました。名前が示すように、そのコンセプトは品質と風味を重視して厳選された個々のバレルでウィスキーを販売することでした。当時はまだ新しいウィスキーに関する情報が迅速に世間へと広まらないインターネット以前の時代。ウィスキーの新製品はなかなか売れない状況でした。オールド№7という安価で安定の選択肢があったため一般的な消費者はあまり関心を示しませんでしたし、シングルバレルと言えばブラントンズがあったものの、まだまだシングルバレルに関心を持つ愛好家が殆どいなかった時期に、ジャックダニエルズ・シングルバレル・セレクトは採算の取れる十分な支持を得ていたとされます。発売当初、蒸溜所は1日当たり僅か10バレルの生産から始めるも、需要がすぐに生産量の20倍以上にまで増加したとか…。ジャックダニエルズ・シングルバレルは現在、ラベルの色違いで整理され、ブラックの94プルーフ(または90プルーフ)、シルヴァーの100プルーフ(旧シルヴァー・セレクト)、ゴールドのバレル・プルーフ(バレル・ストレングス)、他にライ・ウィスキーのヴァージョンがあります。
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ジャック・ダニエル蒸溜所はシングルバレルの称号に値するとされるウィスキーは0.5%未満であると述べており、選ばれるバレルは通常は熟成庫の高層階から来ています。ラックハウスの最も暑い場所で熟成されるということは、高温によって蒸溜液と木材の相互作用が高まることを意味します。そうすると、比較的短期間でハイアー・プルーフになり、ウィスキーの琥珀色も濃くなり、複雑でロバストなウィスキーに仕上がる傾向にあるのです。高層階でのみバレルを熟成させると、液体が蒸発し過ぎてしまったり、オーク材の影響が強過ぎて苦くなることなどが挙げられますが、過熟成の兆候を見逃さずマチュレーション・ピークを見極めれば、最上階で熟成させたウィスキーは素晴らしいものになる、と。同蒸溜所がシングルバレル・セレクト・プログラム用のバレルを高層階から選んでいる理由はこのためです。このプログラムに使用するのに十分な熟成期間と見做されるまでに約5年、或いは4~7年熟成と噂されていますが、熟成年数が明記されていないため具体的には判りません。テネシーの暑い太陽の下、上層階で熟成するのなら十分過ぎる期間ではあるでしょう。マッシュビルはスタンダードなものと同じ80%コーン、8%ライ、12%モルテッドバーリーの伝統的なハイ・コーン・レシピです。

今回開封したこのバレル・ストレングスは、フランスの著名なウィスキー輸入業者ラ・メゾン・デュ・ウィスキー(LMDW)が選んだもので、所謂ストアピックとかプライヴェート・バレルと呼ばれるものです。JDの言い方では、シングルバレルのパーソナル・コレクションと言っています。LMDWは2021年に創業65周年を記念してジャックダニエルズのカスク・ストレングスを3つの名前で瓶詰めしました。これには「スウィート・フォワード」というニックネームが付けられており、他のものには「フル・ボディード&ロバスト」と「フレイヴァーフル&バランスド」がありました。私は甘いバーボンが好きなので、これを買ってみた次第。ちなみに、全てのシングルバレルが何処かのお店やグループによって選ばれる訳ではなく、通常の形で棚に並んでいる物もあり、そうした物はおそらくジャック・ダニエル蒸溜所のテイスターが選んだバレルなので品質にそれほどの差はないと思われます。と言うか、当該のお店やグループが選ぶものも、事前にテイスターがある程度絞って選んでいる中から更にピックしているのではないでしょうか。では、そろそろこの樽出しに近いテネシー・ウィスキーを注いでみましょう。

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JACK DANIEL'S SINGLE BARREL BARREL STRENGTH 129 Proof
Sweet Forward
RICK № R-2
BARREL № 21-08392
BOTTLING DATE 9.30.21
色はダークアンバー。黒糖→メープルシロップ、バナナパウンドケーキ、セメダイン、塩、タバコ、穀物、ミルクチョコレート、素朴なビスケット、花火の燃えカス、ピーカンナッツ、おばあちゃんのぽたぽた焼き、おしろい。時間をおくと甘い香り。オイリーな口当り。パレートではベリー系のジャムぽさも僅かにある。余韻は度数の割に短めで、どこかワイニーな穀物感、シナモンぽさも漂う。加水すると柑橘感も出た。
Rating:87.5/100

Thought:シングルバレルだから当然なのかも知れませんが、通常のオールド№7の延長線上の「濃いだけ」とは少しフレイヴァー・バランスが異なるように感じます。流石にかなりのハイ・プルーフなので、ちょっと加水した方が甘みが感じ易かったですね。具体的には6滴くらい。それ以上薄めるとせっかくのオイリーさが台無しになりますが、そのままでは感じ難かったオレンジっぽさも出ました。このシングルバレルは、私が今まで飲んで来たジャックダニエルズで最高のジャックダニエルズではないという意味に於いて、または他のバレル・プルーフ・バーボンと比べて特別複雑とも言えないと言う点に於いて、少し平凡であることを除けば、特に欠点はありません。余韻が少しドライな傾向はあるものの過度にタニックではないですし、キャラメルやヴァニラやブラウンシュガーの甘いノート、接着剤の心地良い香り、焦がしたオークの風味、スパイスに熱など汎ゆる面はレヴェルアップしており、スタンダードなオールド№7やプルーフの低いシングルバレル・セレクトよりも間違いなく豪胆な味わいを楽しめます。バレル・ストレングスのヴァージョンはバレル・プルーフを加水調整して少しだけプルーフが下げられていますが、64.5%の度数があれば物足りなさを感じることはないでしょう。ハイ・プルーフならではの滑らかな口当たりも、125プルーフを超えるウィスキーが有する凶暴性もしっかりと味わえます。

バーボン仲間のK氏からフルボディード&ロバストのサンプルを頂けたので、おまけで少し比較が出来ました。画像提供も含めいつもありがとうございます。バーボン繋がりに乾杯!

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(画像提供K氏)
JACK DANIEL'S SINGLE BARREL BARREL STRENGTH 129 Proof
Full Bodied & Robust
RICK № R-2
BARREL № 21-08387
BOTTLING DATE 9.30.21
色はダークアンバー。カラメライズドシュガー、メロン、黒胡椒、パイナップル、セメダイン、木の酸、ホットチリ、穀物、コーンパフ、ローストナッツ。こちらの方は、口の中での刺激が強く、かつ明るいフルーツが感じ易かったです。そして、全体的にスパイシーでもありました。熟成環境が似た位置にあったせいか、共に通底するものがありつつ、フルーツのキャラクターに少し違いがある感じですかね。こちらとサイド・バイ・サイドで飲み比べれたお陰で、スウィート・フォワードの甘さがより明確に分かった気がします。
Rating:87.5/100

Value:アメリカでのジャックダニエルズ・バレルプルーフは凡そ65〜70ドル程度。日本の酒屋さんでバレル・ストレングスを買おうとすると10000円は超えるようです。このLMDWのピックしたものだと、15000円を超えて来ます。これは少々お高い気もします。ですが、この製品のスペックからすると競合はブッカーズ、ブラントンズ・ストレート・フロム・ザ・バレル、スタッグ、ラッセルズ・リザーヴ・シングルバレル、フォアローゼズ・シングルバレル・バレルストレングス等になります。ラッセルズ・リザーヴはそれほど高騰してないから別として、ブッカーズやブラントンズSFTBやスタッグが20000円やら30000円やら40000円するのであれば、ジャックのバレルストレングスはかなりコスパが高いと言わざるを得ません。もし、貴方が長年のJDファンであり、そのプロファイルの最高峰を経験したいのであれば、躊躇なく購入して下さい。しかし、貴方の金銭感覚からこれが高いなと思うなら無理に買う必要はなく、個人的には価格と味わいのバランスが良いのはジャックダニエルズ・シングルバレルの中なら、シルヴァーの100プルーフだと思うので、そちらをオススメします。

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JACK DANIEL'S SILVER SELECT SIngle Barrel 100 Proof
シルヴァーセレクトは免税店向けの製品として開発され、通常のシングルバレルより少し度数が高いのが特徴で、ひと昔前まではジャックダニエルズで100プルーフと言えば、これ、というイメージがありました。調べてみると、1997年から発売され、それから2010年までが少し丸みのあるボトルデザインだったようです。その後、画像のような少し角ばったボトルデザインとなり、2015年には終売。2016年初頭からは通常のシングルバレルと同系デザインの100プルーフが発売されています。
中身については、箱には熟成庫の最上階で熟成されたと書かれています。ジャックダニエル蒸留所ではハニーバレル(特に出来の良い物)は大概上層階から選ばれますね。私が気になるのは、通常のシングルバレルと較べてシルヴァーセレクトがよりクオリティの高い物が選ばれているのかどうなのかというところなのですが、調べても判りませんでした。デザインに気合いが入ってる分、その可能性はなくはないと思います。逆に単に度数が高いだけの可能性もありますが。
飲んでみると、セメダイン、キャラメル、メープルシロップ、スモーク、ローストナッツ、バナナといったジャックの特徴が濃ゆく味わえ美味しいです。さほど特別ではないかも知れませんが、流石に50度のジャックは安定しているなという印象。ちなみに本ボトルは推定2011年のボトリング。
Rating:87/100


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JACK DANIEL'S 150TH ANNIVERSARY 100 Proof
2016年にジャックダニエル蒸留所の創業150年を記念して発売されたボトル。ぶっちゃけ蒸留所の創業年は論拠の薄弱なものが多く、大概は民間伝承ぐらいのレベルのもので大した意味はありません。けれど、そのために特別に造られたと言われれば興味をそそられます。

JDのマスターディスティラー、ジェフ・アーネットによると、記念ボトルを造るにあたり初めはマッシュビルの変更も検討したものの、結局はオリジナルに敬意を払うことが重要だと感じて「Old No.7 」と同じ伝統のレシピ(80%コーン/8%ライ/12%バーリー)を採用したそうです。
では何が違うのかと言うと、まずは樽。通常よりも「トーストの時間を長くとり、チャーは短時間で切り上げた特別な新樽」の使用です。「あらかじめじっくりと熱を通すことで、樽内部にあるより多くの糖分を変質させ、樽が本来持つ深く豊かな風味を最大限に引き出」せるのだとか。
次にバレル・エントリー・プルーフ(樽詰め時の度数)を通常の125プルーフ(62.5度)から100プルーフ(50度)に下げたことが挙げられます。一般にエントリープルーフが低いと、よりフレイヴァーフルに仕上がると言われていますが、そのぶん多くの樽が必要となるため贅沢な仕様なのです。
更に熟成場所。どこの蒸留所もプレミアムな原酒が育つスイートスポットを有しているものですが、ジャックダニエル蒸留所ではコイヒルという丘に建つウェアハウスがそれに当たります。そこの日照時間が長く寒暖の差が激しい最上階、通称「天使のねぐら」と呼ばれる場所でのみ熟成されているそうです。
そしてボトリング。エントリープルーフが100プルーフでボトリングが100プルーフなのですから、少量の加水調整はしていると思いますが、所謂バレルプルーフということになります。徹底して贅沢に造っていますね。えーと、これだけ聴いたら期待値高過ぎませんか(笑)。では、テイスティングしてみましょう。

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メープルシロップ、ローストナッツ、スイートコーン、梅干し、なぜか海老。スタンダードなOld No.7と較べてジャック特有のセメダイン臭が薄め。口当たりは50度のわりにややウォータリーな印象。だからと言って風味が弱いかと言えばそうでもない。パレートでは甘味が支配的ながらハーブっぽいテイストがあり、苦味もスパイシーさも強く感じる。後味はさっぱりと切れ上がる感じで、余韻にはマッチを擦ったあとのようなスモーキーさが。

今まで飲んだジャックの中で最もメープルシロップを感じた一本であると同時に、最もハービーな一本でした。正直に言うとこれより旨いと感じたジャックはありますが、複雑さでは一番かも知れません。特別なフィーリングは感じられました。しかし値段はちょっと高過ぎる…。
Rating:88.5/100

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JACK DANIEL'S SINGLE BARREL SELECT 90 Proof
RICK NO. R-15
BARREL NO. 12-2062
セメダイン、オーク、キャラメル、杏仁。スタンダードなオールドNo.7に比べるとだいぶナッティな感じがする。また、だいぶ甘い。45度以上のジャックはどれも本当に美味しい。けれど、このボトルに関しては何かが足りない。いまいち深みに欠ける。
Rating:85/100

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テネシーウィスキーの特徴となるチャコール・メロウイングを、樽熟成の前と後の2回施すことで、通常のOld No.7よりも更にスムースにしたのがウリのジェントルマン・ジャック。一説には熟成後のメロウイングは、熟成前のメロウイングより短時間で行うらしい。個人的にはスムースさを求めてはないのですが、確かにシルキータッチとクリアネスは感じられ、これはこれで美味しいです。アロマや味わいはジャックダニエルズそのものですし。

GENTLEMAN JACK 80 Proof(画像右側)
2009年ボトリング。開封直後はOld No.7に水を加えたのかと思うほど薄っぺらい風味だったが、時間の経過とともに風味は開いて美味しくなった。そこまで来ると、なぜかOld No.7より旨いように感じられる。仮に熟成年数などのスペックが全く同じで、メロウイングの回数しか違わないのだとしたら、雑味が更に取り除かれて甘味が引き立っているのがGJなのだろう。
Rating:83/100

Gentleman Jack 80 Proof(画像左側)
年式不明。開封直後から美味しかったし、味わいにやや深みがあるように感じた。新旧の比較としては大差ないという印象。味の深み云々は強いて言えばの話に過ぎない。個人的にはラベルのデザインは圧倒的に旧の方が好きで、それを理由に旧に軍配を上げた。
Rating:84/100

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JACK DANIEL'S SINGLE BARREL Jimmy Bedford's Final Selection 94 Proof
Rick No. R-13
Barrel No. 8-1312
Date 4-25-08
ジャックダニエルズ蒸留所の第6代マスターディスティラー、ジミー・ベッドフォードが2008年の引退を前に、特に優れた熟成樽を最後に選んだ「シングルバレル」です。今のところ飲んだことのあるJDの中では最も美味しかったです。トーストした樽の甘い香りといい味の深みといい桁違いでした。
Rating:92/100

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JACK DANIEL'S MASTER DISTILLER 90 Proof
現在では43度でボトリングされ、歴代のマスター・ディスティラーがフューチャーされている「マスター・ディスティラー・シリーズ」の祖先的な?元祖的な?やつです。1993年に日本限定で発売され、2001年に終売となりました。
蒸溜所のマスター・ディスティラーは熟成庫を隅々まで知り尽くしており、どの場所が原酒にとって最良であるか知っているし、どれが特別な樽であるかも知っている、そして、それを自らの親しい友人のみに振る舞ったとか。そういう逸話を基に造られたのがこの限定版テネシーウィスキーでしょう。ブラントンズやフォアローゼス・ブラックでも似たような逸話で語られていますね。下に付属品の小冊子の文章を、短いので全文掲載しておきます。
「創始者ジャック・ダニエルが、かつて親しい友人に贈るためにえらびだしていた、とっておきのテネシーウイスキー。それは、ジャック・ダニエル・ウイスキーの中でも、ある貯蔵庫の特定の場所で熟成し、より深い色と豊かなコクをまとった逸品でした。このウイスキーは大切に保存され、彼自身のサイン入りで、限られた人々にだけ贈られていました。今日でも、この『ジャック・ダニエル・マスター・ディスティラー』は、創始者が発見したその貯蔵庫の同じ場所から、熟練の手で選び出されているウイスキーです。たとえようもなくスムーズで、いちだんと深い味わい。ジャック・ダニエル・ウイスキーのすばらしさを愛する人々にとって、これ以上の贈りものはありません。」
現実的に考えると、おそらく熟成庫の上層部から選ばれた樽のスモールバッチではないかと予想します。発売年代から考えてジミー・ベッドフォードがマスターディスティラーの時代の物でしょう。
本ボトルは推定98年のボトリング。アロマ・パレート・フィニッシュ全てにおいて、スタンダードなOld No.7は言うに及ばず、物によっては47度のシングルバレルより香り高いし、旨みも強い気がします。他のバッチはどうか知りませんが、このボトルには結晶のような澱(オリ)が発生していました。大概のウイスキーは澱があるほうが美味しい気がします。
Rating:87.5/100

ジャックMD2

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