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OLD FORESTER 86 Proof
オールドフォレスターのブランド紹介はこちらをご参照下さい。
このラベルは、比較的長年親しまれた側面に窪みのあるボトルからデザインチェンジされた時のものになります。正確な年数が判らないのですが、多分2000年前後ではないかと。このあとに紙ラベルを使わないモダンなデザインに変わり、現在ではまた古典的なデザインに回帰しています。
こちらのボトルは所謂ダスティとして購入しました。つまり酒屋さんで長期間売れずに埃を被った売れ残りのことです。そのせいだと思うのですが、開封直後は妙に甘味のない味わいで、安いブレンデッド・スコッチを飲んだかと思ったほどです。開封後しばらく経ってやっと甘味も出てきましたが、普通のバーボンに比べるとだいぶ甘味が少なかったように感じました。いくらライ麦比率の高いオールドフォレスターでも、いささかドライ過ぎる印象。上に述べた窪みのあるボトル時代の物はもっと甘味もあり香り高かったのですが…。なので、もしかすると経年劣化していた可能性もありますが一応レーティングしておきます。
Rating:77/100

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JACK DANIEL'S SINGLE BARREL SELECT 90 Proof
RICK NO. R-15
BARREL NO. 12-2062
セメダイン、オーク、キャラメル、杏仁。スタンダードなオールドNo.7に比べるとだいぶナッティな感じがする。また、だいぶ甘い。45度以上のジャックはどれも本当に美味しい。けれど、このボトルに関しては何かが足りない。いまいち深みに欠ける。
Rating:85/100

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バッファロートレース蒸留所がその名を冠したバーボン。ということは同蒸留所を代表する銘柄とみてよいでしょう。1999年6月、長らく親しまれたエンシェントエイジ蒸留所から名称をバッファロートレース蒸留所へと変更し、その二ヶ月後に発売されたのが始まりです。
使用されるレシピは# 1 のロウ・ライ・マッシュビルで、コーン80%/ライ麦10%(もしくはそれ以下)/大麦麦芽10%と噂されています。この# 1 マッシュを使う他の銘柄には、ベンチマーク、イーグルレア、カーネルEHテイラー、ジョージTスタッグなどがあります。もう1つの# 2 はハイ・ライ・マッシュビルで、ライ麦が12〜15%と噂されており、エンシェントエイジ、ブラントン、エルマーTリー、ロックヒルファームス、ハンコックスリザーヴなどに使用されています。
バッファロートレースバーボンには熟成年数の表記はありませんが、色々調べてみると、8〜12年、8〜10年、7〜9年という三つの説がありました。まあ、だいたいそんなところと思っておけばよいでしょう。またウェアハウスのC、I、Kの中層階の樽からのみ選ばれ、35〜40樽をワンバッチとしてボトリングされているとの情報もありました。
このボトルは45度なのですが、並行輸入品でたまに40度ボトリングの物を見かけます。おそらくどこかの国では40度でボトリングされたものが普及しているのでしょう。見た目が殆ど変わらないので購入の際は気を付けたほうが良いですね。では前置きはこれくらいにしてテイスティングに行きましょう。

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BUFFALO TRACE 90 Proof
推定2007年ボトリング。アーモンド、キャラメル、シトラス、オレンジ、米、アプリコットジャム。やや酸味のあるすっきり感。焼樽の香ばしさと柑橘系のフルーティーさ、概ね甘く僅かにスパイシーなバランス感覚。度数も、40度でもなく、50度でもない、ちょうど中間の45度、ここが肝かも。ラベルのワイルドさとは裏腹にモダンな味わいで、非常にバランスが良くレベルの高いバーボン。これが3000円以下で買えるならかなりオススメだと思います。現代バーボンの入門にぴったり。
Rating:85/100

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JIM BEAM BLACK DOUBLE AGED 8years 86 Proof
ジムビームラインナップのホワイトラベルの上位に位置するブラックラベル。現在では「EXTRA-AGED」と書かれ、NAS(No Age Statement)ながら熟成期間は6年程度とされ、日本では80プルーフにてボトリングされています(アメリカでは86proofのようです)。
で、その少し前まで流通していたスタイリッシュなデザインのボトルですが、混乱を招くような表現が使われています。ホワイトの4年熟成に対してブラックは8年熟成だから「DOUBLE AGED」と2倍の意味であるのは話が分かりやすい。ところが同じデザインのボトルで6年熟成のブラックがあるのですが、それには「TRIPLE AGED」と書かれているのです。ダブルの要領でいけば3倍の12年熟成になりそうなのにそうではない。無理矢理解釈すれば、ストレートバーボンと名乗るために必要な最低熟成年数の2年の3倍という意味かな?とは思えますが、どっちかに統一しろよッという突っ込みは免れないでしょう。その声が聞こえたせいなのか、今は上に述べた「EXTRA-AGED」に落ち着いたみたいです。
さて、肝心のお味のほうですが、これは美味しい。ホワイトでは味わえないリッチなフレイヴァーとスイートネス。甘さに振れた味わいながらスパイシーさとフルーティーさとシリアル感のバランスが良く、これが2000円程度ならお買い得だったと言うしかありません。
Rating:84/100

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Four Roses Super Premium 86 Proof
日本限定のフォアローゼズのトップクラス。ケンタッキー州立200年を記念して1992年から発売されました。スーパープレミアムと書かれているものの、なぜだか通称「プラチナ」と呼ばれています。使われるレシピは、おそらくイエローやブラック、スモールバッチとも異なるものと見られますが、公開されていません。しかし、熟成に関しては明確な指標があるようで、前マスターディスティラーのジム・ラトリッジによると、80%は最低8年以上で20%は10年以上の熟成でなければならない、とのこと。

さて、私はフォアローゼズを唯一無二のバーボンとして評価するのに吝かではありません。だから最上級とされるプラチナを飲むのをすごく楽しみにしていました。けれど、いざ飲んでみると少々拍子抜けという印象が拭えません。確かに美味しく、素晴らしい芳香のバーボンです。チェリー、プラム、青リンゴのフルーツ感にクローブ等のスパイシーさ、オークの力強さもあり、かつスムーズである。でもですよ、どうもスムーズ過ぎる。薄いんですよね、43度では。
プラチナは場合によっては7000円近い値札が付きます。正直な感想を言わせてもらうと、3000円あれば買えるブラックの出来が良すぎて、倍近い値段のプラチナが霞んでいると思います。またフォアローゼズ スモールバッチ45度が3000~4500円程度で買えることを考えると、個人的にはオススメ出来ないバーボンと言わざるを得ませんし、コスパをレーティングに考慮すると、得点を低く見積もらざるを得ません。どうせスーパープレミアムと語るぐらいなら100プルーフでボトリングしてもらいたいです。そうすればもっと旨かったに違いない。いや、せめて94プルーフでもいいのですが…。贅沢な注文なんですかね?
Rating:83/100

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BASIL HAYDEN'S 8 Years Old 80 Proof
ジムビーム社のスモールバッチ・コレクションの一つベイゼル・ヘイデンズ8年です。1992年から発売されました。現在では8年の表記が消えNAS(ノン・エイジ・ステイトメント)となっています。貯蔵庫の最下段で8年長の熟成と言われ、他のブッカーズ、ノブクリーク、ベイカーズと比べてロープルーフ(80proof)なのと、ライ麦比率の高いハイ・ライ・マッシュビル(コーン63%、ライ麦27%、モルテッドバーリー10%)なのが特徴。
1000円から2000円台のバーボンとは明らかに一線を画す芳香を持っていて、スムース、スパイシー、フルーティ、軽い甘味のバランス感覚はいかにもライ麦多目の味わい。けれど個人的には深みに欠ける味だと思います。ロープルーフなのが原因かと…。これなら同じくハイ・ライ・マッシュビルのオールド・グランダッド・ボンデッドのほうが好みです。ビーム社のスモールバッチコレクションの日本での販売価格が高すぎるんですよね…。そのせいでコストパフォーマンスを重視する私のレーティングでは、どうしても点数が押さえ気味になってしまいます。ただし紙ラベルにbHのメタルベルトのボトルデザインは恐ろしくカッコいい。
Rating:83/100

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I.W.ハーパーは歴史のあるブランドであり、日本ではジムビームやフォアローゼスに並ぶ有名な銘柄ですが、本国アメリカでは20年近く販売されていませんでした。長らくブランドを所有していたシェンリー社が87年にギネス(ユナイテッド・ディスティラーズ)に買収され、90年代半ばにはハーパーを輸出用のブランドにするという戦略がとられたのです。それには日本も少なからず関与しています。当時の日本では、ハーパーと言えばバーボンの代名詞と言っても過言ではないほど人気があり、そのため正規のルートを通さず現地で安く買ったハーパーを日本で高値で売るというグレーマーケットが存在してしまった。その問題を解決する方法が、アメリカ国内でのハーパーの販売を停止し、輸出専用のブランドとすることでした。それが現在ブランドを所有するディアジオによって、アメリカのバーボンブームに後押しされるかたちで2015年に復活を果たしたのです。
日本でお馴染みとなるゴールドメダルと12年のラインナップではなく、グレーのラベルのNAS(No Age Statement)と15年熟成(限定生産)の二本立てです。最近になって日本でも並行輸入でちらほら見かけ初めました。正規販売では従来どおりの物が流通しているようです。ではテイスティングに移りましょう。

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推定2014年ボトリング。キャラメル、ブラウンシュガー、ココナッツオイル、やや接着剤。円やかというよりはライトな酒質。余韻は軽くビターチョコ。フルーティさとスパイシーさのあまりないタイプ。それなりに旨いのだが、正直言って軽いし、特別なフィーリングも感じない。ボトルの華やかさに中身が負けている印象。
Rating:83/100

Thoughts:アメリカ流通の物と日本流通の物を熟成年数の違いやラベルの違いのみと考えると、おそらく蒸留はニューバーンハイム、エイジングは元スティツェル=ウェラーのレンガ造りの熟成庫、ボトリングがディアジオ所有のどこかの施設とみるのが順当だと思います(但し、蒸留所は非公開)。問題はマッシュビルなのですが、私の飲んだ感覚としては、どうも昔の80%を越えるコーン多めのマッシュビルではないような気がします。私にはヘヴンヒルのスタンダード・バーボン・マッシュビルに近い味わいに感じました。とあるバーボンに詳しい方は、ハーパー12年をフォアローゼスで蒸留した可能性が高い、と自身のウェブサイトの記事に書いていました。それはディアジオがフォアローゼスと契約蒸留を結んでいることからの予想ではあるのですが、味もフォアローゼスの特徴と同じ風味プロファイルに感じると言うのです。その方の書く他の記事を読む限り、かなり確かな舌を持っているように思えるので、もし彼の舌も信んじて尚且つ自分の舌も信んじるなら一つの可能性として、ハーパー12年の中身のジュースは年代によって大幅に入れ替わっている、というのも考えられます。飲んだことのある皆さんのご意見を伺いたいところですね。

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WILD TURKEY 80 Proof
日本では通称スタンダードと呼ばれる、ワイルドターキー入門編(?)みたいなやつの旧ラベルです。中身は4年熟成と言われています。このラベルの後にセピアトーンのラベルに変わりますが、その時から81プルーフになり、6・7・8年熟成酒のブレンドとなったようです。

私にとって初めて飲んだワイルドターキーがこれで、当時キッズだった私は、ワイルドターキーは「ワイルドである」というイメージに導かれてこれを購入し、それほどワイルドとは感じなかった思い出があります。「あれ?こんなもんなの?」という印象だったんですね。しかし、後に8年101プルーフを飲んだ時、あまりの旨さとその違いに愕然とし、やっぱりワイルドターキーは「ワイルドだったんだ」と思わせ、同時に私をハイプルーフ信者へと駆り立ててくれたのでした。そういう経緯からこの80プルーフのワイルドターキーは私のルーツの一つと言っていい。
それから色々なバーボンを飲み経験を積んだ後、人生で二本目の80プルーフWTを思い出に釣られて買いました。既に8年101プルーフを飲みなれた口です。正直、侮っていました。ところが飲んでみると、これはこれでアリだと思いました。8年101プルーフと較べればヴァニラの風味は弱々しいけど、樽の焦げた味はちゃんとするし、梨の風味を凄く感じてフルーティーなんです。そこにブラックペッパーが振りかかってるイメージ。ちょっと薄いけど、しっかりワイルドターキーの味です。
Rating:82/100

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テネシーウィスキーの特徴となるチャコール・メロウイングを、樽熟成の前と後の2回施すことで、通常のOld No.7よりも更にスムースにしたのがウリのジェントルマン・ジャック。一説には熟成後のメロウイングは、熟成前のメロウイングより短時間で行うらしい。個人的にはスムースさを求めてはないのですが、確かにシルキータッチとクリアネスは感じられ、これはこれで美味しいです。アロマや味わいはジャックダニエルズそのものですし。

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2009年ボトリング。開封直後はOld No.7に水を加えたのかと思うほど薄っぺらい風味だったが、時間の経過とともに風味は開いて美味しくなった。そこまで来ると、なぜかOld No.7より旨いように感じられる。仮に熟成年数などのスペックが全く同じで、メロウイングの回数しか違わないのだとしたら、雑味が更に取り除かれて甘味が引き立っているのがGJなのだろう。
Rating:83/100

Gentleman Jack 80 Proof(画像左側)
年式不明。開封直後から美味しかったし、味わいにやや深みがあるように感じた。新旧の比較としては大差ないという印象。味の深み云々は強いて言えばの話に過ぎない。個人的にはラベルのデザインは圧倒的に旧の方が好きで、それを理由に旧に軍配を上げた。
Rating:84/100

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Booker's
BATCH No. C05-A-12
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128.5 PROOF
推定2012年6月ボトリング。高濃度なので全てがハイパワーで楽しめる。オーク、キャラメル、レザー等。但しそれほど長期熟成でないせいか、チョコレートやプルーンは出てこない。むしろビームらしいフレッシュフルーツの味わい。旨いと言えば旨いのだが、正直言って「特別」なフィーリングはない気がする。何よりも旨味を増して来たのが残り三分の一を切ってからだったのが痛かった。しかも、それでもブラントンズのSFTBには遠く及ばない。初期のロットやプライベートストックなどはもっと美味しいと聴くのだが…。
Rating:85.5/100

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